Earth2のホワイトペーパーを読んでみよう

earth2の始め方

2022年2月22日にEarth2のホワイトペーパーのドラフトが発表されました。ホワイトペーパーを読み込んで、今後Earth2はどのような方向を目指していくのかを探っていこうと思います。

まずEarth2にまだ触れたことのない方のために、ざっくりとEarth2の概要を説明します。

※ホワイトペーパーのドラフトはE2のトップページからDL可能です。

中央の「CHECK IT OUT!」からダウンロードできます。

Earth2とは何か(2022年2月)

Earth2はメタバースの一種です。2022年になってメタバースという言葉もあちこちで聞こえるようになりましたね。さまざまなメタバースが登場してきていますが、Earth2の特徴的なところは、実際の地球の土地(位置情報)と紐づいている点です。

現状では3Dなどのメタバース空間はなく、Earth2サイトでの土地の売買と、その土地から産出されるゲーム内の素材を獲得するのが主な活動になります。将来的には、Play to Earnのゲームも実装されるそうです。

本記事を読むにあたり、重要なキーワードを説明します。


Eドル(E$)=Earth2内の通貨。1E$=1USドル。日本ではクレジットカードで買える(VISAかMASTER CARDのみ)。日本円への出金も可能(手数料が必要)。

タイル=Earth2の土地を購入する際の1単位。約10×10mの正方形。未購入のタイルの価格は国によって異なる。購入されていくに従い単価が上がるので早期に購入するほどお得。

購入済みのタイルは取引が可能。最近ではホワイトハウス(529タイル)が75000E$≒860万円で売買された。ちなみに元所有者の購入価格は約6000円。私も3E$くらいで買った物件に10E$のオファーをもらったことがある>参考記事「2か月で○00%資産価値UP!初BIDをもらいました!

エッセンス=タイルから産出される素材。ゲーム内トークンと思ってよい。ネタバレになるが将来DEXへの上場を目指しているので、そうなると日本円にも変換できる(ルートが面倒でしょうが)。現状では売買できない。

ジュエル=これもタイルから産出される資源。下記で述べる資源の産出をブーストできる。タイルへの装備品と思ってよい。合成してレアジュエルを合成したり、強化してパワーアップしたりできる。E$で売買できる。

資源=これまたタイルから産出される資源。おそらく消耗品になるはず。水、木、鉄、石油など。2020年第2四半期に実装予定。ゲーム内の発展に必要な要素になるようだが詳細は不明。


それでは、ホワイトペーパー(ドラフト)を読んでいこうと思います。内容は大きく抜粋しています。

Earth2ホワイトペーパー(ドラフト)抜粋

現状の統計

販売済みタイル:90,000,000タイル 

月間アクティブユーザー:150,000人

イントロダクション

Earth2は、仮想現実と物理現実の間に存在するメタバース、つまり第2の地球という近未来的な概念です。地図上の地理的な位置は、デジタルの仮想環境に対応しています。デジタルアセットは所有し、売買することができ、近い将来にはカスタマイズすることも可能です。

2020年11月に発売されたEarth2は、かつてないほどの成長を遂げ、土地販売量、土地所有者数など、あらゆる指標において、世界一の保有数を誇っています。

現在、多くの魅力的なメタバースが次々と開発されていますが、一般の人がそれらを発見し、どれが人気があるかを判断するのは大変です。特に3D空間では。
Earth2の目標は、Web3やその他のメタバースプロジェクトの中心的な存在となることで、表示、リンク、作成する能力を提供することです。

Earth2の今後ですが、まず、エッセンスをトークン化し、その後に分散化する予定です。また、Earth2上の資産をNFTとして発行する予定です。

Earth2の遊び方

Earth2への参加の仕方は大きく5つあります。

1 一般プレーヤー

全員が下記のことを行えます。

  • 無料アカウントの作成
  • アバターの作成&カスタマイズ
  • Earth2内の移動(徒歩や乗り物で)
  • Play to Earn など
2 タイルオーナー

タイルの所有者は以下のようなことができます。

  • 投票権(無料アカウントでも投票権はありますが、より強い権利)
  • 道路や建物の建設
  • エッセンス・ジュエル・資源の採取
  • 広告、土地の賃貸
  • 土地の管理人やゲームにおける兵士の雇用
  • Play to Earn
3 エコノミーシステム専門家

Earth2における資産について、深い知識や特別なスキルをもっている場合、ランドオーナーに認められれば土地の運用人として契約することができます。その場合、建物の建築から資源の採取、ゲームにおける土地の活用まで、相当部分の作業をランドオーナーに代わって行うことができます。

4 ゲームプレイヤー

文字通りEarth2のメタバース空間におけるゲームをプレイする人です。最初のゲームは『DRONE the Game』のアップデート版がリリースされる予定です。

ゲームの種類は今後増えていく予定です。

5 クリエイター

あなたが何かしらの創作スキルを持っている場合、Earth2内でさまざまなものを作ることができます。


1人で上記の複数の活動をすることもできますが、それぞれが自分の専門分野で活躍し、協力しあうことで、お互いに利益のある経済システムが実現すると思います。

Earthの経済システムについて

Eドル(E$)

Eドルはフィアット(円やドルなど現実の貨幣)で購入でき、価格はUSドルと連動しています。Eドルは、新規プレイヤーにとって参入障壁が低いため、新しい土地を購入するためのオプションとして長期的に残ります。

Eドルはドルを通じて引き出すことができ、これまでに1400万ドル以上が引き出されています。

タイル

1~750のタイルを組み合わせて1つのプロパティ(物件)を作ることができます。

タイルの種類はT1とT2の2種類があります。2021年12月3日以前に購入されたタイルがT1で、それ以降に購入されたタイルがT2です。

(※T1タイルとT2タイルについては過去記事を参照ください。>>新たに導入されたタイルのティアシステムについて説明します

エッセンス

エッセンスはイーサリアムネットワーク(ERC-20)でのトークンになる予定です。

エッセンスを獲得する方法

  • タイルからの産出(現時点ではこの方法のみ)
  • Play To Earn(予定)
  • エアドロップ(ただしスケジュールは未定)

将来的にはDEX(分散型取引所)での売買やステーキングを予定しています。

エッセンスの役割は以下の4つですが、今後建造物の建設などに必要になってくる予定です。

  • EPLs(Earth2の物件の住所)のカスタム(実装済み)
  • ジュエルのパワーアップ(実装済み)
  • 資源の産出(予定)
  • T2タイルのT1タイルへのグレードアップ(予定)

T2タイルのグレードアップには、その国のT1タイルの価格と同量のエッセンスが必要になります。エッセンスの価格はその際のDEXの相場によります。

資源

資源はErath2内で建物を建てる際に必要になります。また、研究、アップグレード、メンテナンスにも必要になります。

資源の種類は現状では8種類ですが、今後増える予定です。希少性の高い資源も予定されているので、自力で用意するのはおそらく難しく、トレードが活発になることが予測されます。

資源の種類には階層があり、深い階層の資源を獲得するにはその階層に見合った技術を開発する必要があります。

それぞれのタイルが産出する資源の種類は、実際の地球の位置情報と紐づいています。これには相当の時間とデータが必要でした。しかし、まだ十分ではないので、一定期間プレイヤーからのフィードバックによって精度を高めていきます。すぐれたフィードバックにはエッセンスの報酬が予定されています。


上記のさまざまなデジタル資産は取引ができるようになります。また、将来的には土地をNFTにする機能を持つ予定です。

PvP(Player vs Player Game)

Earth2は2021年に買収した『DRONE The Game』を応用し、公式リアルタイム3D PvPゲームプレイを導入する予定です。ゲーム内ではギルドを結成したり、アセット(資産)をレンタルすることができます。また、PvPプレイヤーは領土を支配することができ、その領土を支配することで、報酬を得ることができます。

エッセンスの配給施策について

インフレを避けるためにエッセンスの総供給量はイーサリアムネットワーク上で5,000,000,000(50億)エッセンスとしています。現在までに112,000,000(1億1200万エッセンス)がタイルより発掘されています。

Earth2はすでに十分な資金調達を行っているので、エッセンスのプリセールは行いません。その分の利益はEarth2の参加者に分配します。なお、エッセンスの当初の流通量は、その時プレイヤーに配布されているエッセンス(現時点では112,000,000エッセンス)です。Earth2のプロジェクトチームにもエッセンスが割り当てられていますが、(DEX上場時の価格下落を防ぐため)、長期にわたって少しずつ配布されます。

トークンの割り当て比率

  • 51% プレイヤーにPtEの報酬やエアドロップ等で配布されます。
  • 25% Erath2のプロジェクトチームへ36か月渡って定期的に配布されます。
  • 24% トークンの公開近くに詳細を発表しますが、広告や運用コストなどのために使われます。

DAO(分散型自律組織)

将来、タイルはNFT化することができるようになり、Erarth2の施策については、このNFTを持っているプレーヤーによる投票によって決めることができるようになります。

今後のロードマップ

2022年4~6月 

  • ホワイトペーパー(公式版)リリース

2022年7~9月 

  • 暗号通貨としてのエッセンスの公開
  • 資源の産出の開始

所感

やはりエッセンスのDEX上場とタイルのNFT化が明言されたのは期待が持てますね。当初はタイルの売買が予測されていましたが、エッセンスやジュエル、資源などどんどん要素が追加されてきています。今後は技術ツリーのようなものも出てくる様子なので、ゲームCivilazation好きとしては一層のめりこみそうです。

いずれにせよ、Earth2で利益を上げるとしても相当先になりそうなので、長い目で、期待しながら、応援していこうと思います。

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